◆VOL.1 マキコレワインとの出会い
私とマキコレとの出会いは、1992年あたりまで遡ります。とある地酒の研修会のメンバーであった金井強氏との出会いがきっかけでした。そのときにワインが凄いという噂を聞きつけた当時の仲間が集まって金井氏に講習して頂いたのが始まりです。
◆VOL.2 圧倒的な差。その差ってなんですか?
金井氏が当時、よく言っていた“生きているワイン”“死んでいるワイン”、「ワインはブドウのお酒だからブドウの風味がしなければダメなんだ。だから、樽の味がブドウに勝ってしまってはいけない」ということをよく聞かされてました。私たちは、一般的なワインの知識は持ち合わせておりましたが、その後送っていただくワインに驚愕し、今まで扱ってきたワインはなんだったのかと店頭のワインの処分が始まりました。私の場合はペピエールのミュスカデを飲んだときに、それまでの軽くて辛口の軽い味わいと思っていたミュスカデが、こんなにも奥行きがあり、フルーティさを感じさせてくれるミュスカデがあるのかと手持ちのミュスカデを処分致しました。知識が現実の出来事によって崩壊いたしました。
◆VOL.3 なぜ、マキコレってなった?
1973年生まれの麻紀子氏がフランスに単身美術の勉強に行ったんだと、明石の太陽酒造にて地酒の開発で同じ宿に泊まった時に、そんな話を聞きました。一人娘を単身だした時の気持ちは、もうこの子はいなくなった子だと思ってフランスに旅出させました、と。 その麻紀子氏が、グルメなお父さんのお使いをしているうちにワインにどっぷりとつかって、醸造学校に入り、現地の生産者の2世と懇意になり、現地の生の情報のもと、本物の生産者のもとをフランス中訪れて、今のマキコレワインの礎が出来上がりました。それに並行して、このころにぼちぼちとマキコレの最初のワインが入荷してきます。まだ、ネットもポピュラーではなくて、私自身は、ホームページの取り組みが早かったこともあり、ネットでも販売しておりましたが、仕入元より、生産者のことを考えて、ワインに対する敬意を表するためにネットでの価格掲載やカートによる販売販売は一切認めない、という大英断がくだされました。私もそれまでのホームページを捨てて、情報だけを発信するページに変更いたしました。また、最初の頃、営業にいきますと、「ビオですか?」とよく聞かれました。この頃マキコレワインは、自然派ワインとして売り出していました。ここには、マキコレの生産者たちは、ビオありきのビオではなくて、おいしいワインを追及した結果がビオであり、金儲けだけのビオの生産者とは一緒にして欲しくないという思いが強くありましたので、私たちもビオとは言わず、自然派ですと伝えておりました。ところが何年後かにビオと謳っていたインポーターさんが、自然派ワインというコピーを用いだしたのです。売らんがためにはなんでもありやなと半ば諦めムードでしたが、、もうワインファンの間では、一般的なビオワインと区別するために≪マキコレワイン≫という愛称ができつつありました。2003年には、ローランドペリエ主催の世界カーヴィスト大会で日本人初決勝進出の5位となりました。決勝進出の女性は初だそうです。その実力をもって、フランスでの醸造免許も取得して、オートコートドボーヌでキュベ麻という、各生産者をまわってベストと思える醸造法にて、醸造したワインをつくりました。2007年に私が現地研修にお誘いいただき、渡仏した時にも現地の生産者との親密な関係には驚くばかりでした。その後、新しい生産者が加わったり、新陳代謝を繰り返しまして、現在の生産者とのおつきあいになっております。
◆よく聞くビオワインとの違いは?
ビオは3年、畑の農薬を撒いていないとか、つくりがビオかなどが評価されます。(ビオの話)SO2(亜硫酸ガス)はりんごの皮を剥くと変色が始まるのを防ぐような効果がありますが、使いすぎると、頭痛や腹痛などがおこります。なんと、2012年には、フランスのルモンド誌でワインを大量に飲み続けた場合、3%の人に健康に害があると発表されました。フランスでも酸化防止剤の入れすぎは問題になっているようです。マキコレワインは手間暇かけて、しっかりしたブドウをつくるために酸化防止剤の量は最小限でよく、上記のような心配はまるでありません。
ネットでのワインニュースでも、ボルドー地域が農薬の使用量や、薬剤に違反があり、他地域よりも白血病などの発生率が有意に多いとのレポートがありました。
マキコレワインの生産者たちは、畝を広くとり、風通しを良くして、収穫量を抑制し、丁寧な畑仕事を施すことで、ぶどう自体が健康に育ち、抵抗力を備えるようになるので、SO2を極限まで減らすことができています。なので、酔い心地が良く、酔い覚め爽やかな、それでいて、抜栓してもすぐにはへこたれない足腰の強いワインとなっています。ワインは、手間暇かけてブドウを健康に育ててあげて初めてビオが可能であり、収穫量を求め、畝も狭く、手入れも行き届いていない畑でできたブドウは醸造時に雑菌が多く繁殖して、雑な味わいや、濁ったワインができあがります。これが、圧倒的な差につながります。
◆なぜ、皆がそうしないのか?
収穫量を減らして、仕事量を増やして、という、とても手間のかかる作業をしても値段は通常のアペラシオンの範囲内というのも凄いところです。実は、適当につくってもフランスではワインは売れてしまうそうで、儲けるだけなら、小作にまかせて、多くのブドウを収穫したほうが儲かります。しかし、マキコレワインの生産者たちが自分で飲みたいワインをつくりたいという思いが強くありますので、このようなワインが手に入っています。なので、皆さん、あまりお金持ちではありません。でも、おいしいワイン造りに情熱を燃やしているということが、ひしひしと伝わってきます。(フランス訪問記)
◆飲んでみたいと思われた方は、
当店が納品させて頂いている、お店さんを紹介いたします。また、店頭で、なにかしらのワインを開けておりますので、ご来店ください。ワイン会の情報等は、ブログや、これから開設を考えておりますLINEでお確かめください。
また、当店がセレクトしましたお得な頒布会を設定しておりますので、ご利用くださいませ。なにを、どう選んでいいかわからない方には、頒布会をおすすめします。
飲食店さまで、マキコレワインにご興味のおありの方はご連絡ください。サンプルを持ってお伺い致します。市内は配達で回っておりますので、お気軽にご相談ください。
とにもかくにも、何度でも飲んでみたくなるマキコレワインをお楽しみください。こんな隅っこまでお読みいただきありがとうございました。(^^♪
追伸、2010年にNHKラジオビタミンという1時間番組に金井麻紀子氏がでられたファイルがあります
著作権の関係で一般公開できませんので、お申し込みの方限定でお送りします。左側の下のバナー
NHKラジオビタミンファイル申し込みよりご連絡をお願いします。。
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現地での驚くべき情報の追加
しようと思いましたが、驚きの連続で文面に出来ませんのでお店で。
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