伝統的手法とオランダ人の完全主義は、厚みのある高品質ワインとして結実した。
ブルゴーニュから東へ100kmほど離れたコート・デュ・ジュラのコンリアー
ジュという町にあるドメーヌ。1993年が最初の収穫で、ディジョン大学の
醸造科博士を取った息子のキャロルが醸造と栽培の殆どを受け持っている。極
端に収穫量を抑えたこのドメーヌのワインは、まるでブルゴーニュの高級白ワ
インのようななめらかさと凝縮感を持ち、シャルドネもサヴァニィアンも、と
てもコート・デュ・ジュラとは思えないクゥオリティーの高いワインである。
生産量が白 年間12000本、 赤 3000本と云う希少な数量で、ドメ
ーヌの歴史の浅さや、樹齢の低さからみても、年を追うごとに益々成長を期待
させる生産者と言える。
追記
稀有な生産者でしたが、ボルドーでの醸造のあと、醸造をストップしているようです。
ボルドーでサブをしていた方が、シャトー・ロールデテールという素晴らしいオーメドック
を醸造されています。