福乃宮 宮本酒造店 (石川県) ・石川・福の宮蔵元を囲んで

4月に大門酒造てせ高瀬氏を招いて行われた酔トピアを後にして一旦

帰宅し次は昨年、金沢局で首席をとった福の宮の若き蔵元(まだ20

代)を囲んで今年の新酒を頂きながらの座談会に出席しました。

宮本専務はとても朗らかながら内に秘めた闘志の強いかたです。うち

に以前来られたとき、他社のお酒を熱心に利き酒していた姿をいまで

も憶えていますし、自社の酒を本当に自信をもっておすすめにこられ

ます。

当日ご持参頂いたお酒は、

大吟醸 蔵

金賞大吟醸

金賞大吟醸あらばしり(参考出品)

山田錦50 参考出品

夢醸 純米 参考出品

夢醸 本醸造 参考出品(山廃)

どれも素晴らしい出来でした。

大吟醸 蔵 ・・・ 香りよくきれいで甘さを感じるタイプ

金賞大吟醸 ・・・ 蔵とよくにています。

金賞大吟醸あらばしり・・あらばしりタイプらしくまだまだ元気な

            酸がありました

山田錦50 参考出品・・限りなく大吟醸に近い味と中吟の価格を

            追求したお酒

            日本酒業界に一石を投じる入札制になるか?

夢醸 純米 参考出品

“酒を醸して夢を醸す”で好評の夢醸純米吟醸の弟たちです。

福の宮らしい甘みを感じるお酒です。

夢醸 本醸造 参考出品(山廃)

こちらは非常にきれいな上がりの山廃です。1.8ml2000円クラスとしては

かなり味を楽しめるタイプです。

夢醸は6月発売予定です。

座談会そのものは多岐にわたる話しになりました。あまりにも業界色が

強くて説明しようがないのですが、端的にはまず量を売りたいのか?

質を売りたいのか?というところから始まり酒屋の選別、販売の方法、

他、4時間にわたる話しになりました。

福の宮の専務

まず、最初にお会いしたときは“なんでこんなかっこのいい兄ちゃんが

ここにいるの?”っていう感じでした。ここの酒が97酒造年度-つまり

98年の新酒鑑評会の北陸支部で強豪相手にナンバー1になったのでした。

これももう業界の中では騒然としたものでした。

次ぎに当店に来訪されたときもお若いのにとても礼儀正しく好感を持ち

ました。それが有名になった今でも態度が全く変わらないのが嬉しいで

すね。冬の半年は蔵で過ごすというこの若き蔵元を大事に応援していき

たいと思っています。


2001.10にもご来店いただきました。相変わらずの素直な人柄にふれて嬉しかったです。香りよりも目指すは味。味のある男酒をお探しの方にピッタリです。ここは燗にして素晴らしいお酒があります。